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「君となら」を観てきた [舞台]

 今日は、國村さんがゲストの「鶴瓶の家族に乾杯」の放映日ですが、観劇の予定が入っておりました。
 パルコ劇場で上演中の三谷幸喜さん作・演出の「君となら」を観てきました。それも最前列。でも、まあ、パルコでなら観やすいです。KAAT神奈川芸術劇場で「国民の映画」を最前列で観たときは辛かったが。
「君となら」の初演は1995年。再演が1997年でそのときは同じキャスティングで上演されたのですが、ともかく思い出の舞台でした。なにせあんなに笑ったことはなかったですから、舞台を観て。椅子から落ちたもん。そんな舞台のキャストが一新されたものを観るのはちょっと怖さもありました。しかし、結果は…やっぱりお笑いして帰ってきました。
特にヒットだったのは、竹内結子さんと草刈正雄さん。竹内結子さんが舞台が初めてというはちょっと意外でした。とても動けるし、舞台向きの方だと思いました。草刈さんも面白かったです。以前の舞台では角野卓造さんがやった役です。おまけにこの役は三谷さんが角野さんに当て書きした役ですから、草刈さんとしてもハードルはかなり高かったのですが、見事に熟しておられました。喜劇向けの方なのかもしれません。ただ、恋人のケニー役は、どうしても佐藤慶さんの名演が焼き付いているのでこればかりは小林勝也さんではピンときませんでした。
今年のお正月にその1995年版をNHKが放映したらしいのですが、まったく知らなかったので残念でした。収録していたんですね。
パルコのロビーに当時のポスターが貼ってあったのが懐かしかったです。
君となら.jpg


ジュリーの「悪名」 [舞台]

 桜満開の新宿でジュリー主演の「悪名」を観てきました。
 最初、「悪名」?「アクメイ」って何?音楽劇?でもジュリーだし、それに花組の加納幸和さんも出るしということで友人に声をかけてもらったので行くことに。で、一昨日にちょっと調べてみたら「アクミョウ」…ということはまさかあの大映の「悪名」?誰が朝吉をやるのか、と言えばジュリーだよね…やはりそうでした。マキノノゾミさんが演出。
 音楽劇ということで決して、ミュージカルではない。まさにあの朝吉に、清次(モートルの貞は死んだ後ということの設定)の世界で、清次役は、わかぎゑふさんのリリパットアーミーⅡの役者さんで野田晋市さん。その他、朝吉の元の妻役のいしのようこさん以外はあまり名のある方は出ていませんが、でも、皆さん、とても達者で面白い芝居になっていました。しかし、なんと言ってもジュリー。だいぶ肥え、頭は五分刈り、だったので、最初、出てきたときは誰だかわからなかった(笑)けど、ちゃんと朝吉になっていたし、笑いのツボも押さえている。たいしたエンターティナーです。歌が上手いのは当たり前だけど、最後に唄う河内音頭のその上手さ…ちょっと感動しました。
 加納さんも男役を加納さんらしく演じていて、楽しいお芝居でした。
 ↓
http://blog.livedoor.jp/enbublog-forecast/archives/51912102.html
 東京の後には、大阪、北九州、などを廻るようです。この後、テンポももっとよくなっていくだろうからこれは大阪でも観たいなあ。
 しかし、なぜパンフレット、作ってないんだろうか。


タグ:悪名

シダの群れ3 [舞台]

 昨夜は世田谷シアタートラムで上演されている岩松了さん作・演出の「不道徳教室」を観てきました。教え子とただならぬ関係になる教師を大森南朋さん。教え子を二階堂ふみさんでした。もっと深刻な内容になるのかと思っていたのですが、岩松了さんらしい笑いの要素もある作品でした。ただ、時系列が少しわかりにくかったかなあ。大森南朋さんはやはり色気のある役者さんです。二階堂ふみさんも初めて舞台で観たけれどなかなかで、この先も舞台でも活躍しそう。大森さん、二階堂さん、岩松さん…というメンバーだったのでつい客席やロビーをキョロキョロするという挙動不審な行動をとってしまいました。配布されている束になっているチラシの中に「地獄でなぜ悪い」がないかなあと思ったのですが、残念ながらありませんでした。いったいいつチラシはできるのだろうか。大森さんが出演する「さよなら渓谷」のはあったのに…。
 ところでそのチラシの束の中に「シダの群れ3」のがありました。11月6日〜30日。シアターコクーン。1に出ていた阿部サダオさんが主演。小泉今日子さんや吹越満さんも(まるで「あまちゃん」)。しかし、それよりもなによりも小林薫さん出演という文字。いやあ、舞台はすごく久し振りではなかろうか。それも岩松了さん作・演出の「シダの群れ3」にとは。これは絶対、観に行かなければと思うのですが、チケット取りはたいへんそうです。


新国立劇場「アジア温泉」 [舞台]

 新国立劇場の企画公演「withーつながる公演・韓国編」の今度の演目は鄭義信さんが新宿梁山泊時代に書き下ろした「青き美しきアジア」を下敷きにした「アジア温泉」。

 アジアのある島に温泉が出るという噂がながれ、牧歌的だった島がだんだん俗化されていき、またそこにリゾート観光開発しようとカケルとアユムという兄弟がやって来る。兄のカケルは代々の土地を頑に守り続けている大地にその土地を売るように迫っていくのだが…。
 新国立劇場の中劇場の舞台を客席の位置まで下げて、客席と舞台の一体感を感じさせ、アジールのような空間を作り上げる演出。
 新宿梁山泊時代からよく観ていた鄭義信さん。その当時の梁山泊はいい役者さんもたくさんいて、六平直政さんもよく出演していました。とくにトップ女優の金久美子さんがすごく良くて、大好きでした。先日観た「笑う蛙」にも出演されているのですが、2004年にガンで45歳で亡くなられたのは本当に残念でした。
 鄭さんは映画の脚本もたくさん書いていて「月はどっちに出ている」「愛を乞う人」「血と骨」もそうです。そして芝居の脚本は観るものの魂を揺さぶるものがあります。笑いもちりばめらているんだけれど、ずしんとくるんです。
 勝村政信さんのドラムも一見の価値あり。すごく刺激的で面白い舞台だったのに、お客さんの入りが薄いのが残念です。

歌舞伎座杮葺公演 [舞台]

 新装なった歌舞伎座に行ってきました。私もかなり野次馬根性があるので、わざわざ地下鉄東銀座駅で降りて(普段は銀座四丁目から歩く)木挽町広場なるものを見学。ごった返しておりました。
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 やっぱり歌舞伎座で観るのはいいんですね〜。この杮葺公演は3部制をとっているので、夜の部18時10分開演だと仕事からぎりぎり辿り着けるのがありがたい。
 演目は「盛綱陣屋」と「勧進帳」。「盛綱陣屋」は仁左衛門さんが盛綱、吉右衛門さんが和田兵衛、時蔵さんが篝火というベストの配役。仁左衛門さん、3月にケガをしたらしいということだったのでかなり心配をしていたのですが、まったく問題なく、情のこもった素敵な盛綱を堪能させていただきました。小四郎をやった染五郎さんの息子さんの金太郎君がなかなか美しい小四郎で先が楽しみです。
 「勧進帳」は、まあ、「勧進帳」で…(笑)。いつ観ても楽しめます。幸四郎さんの弁慶はやや現代風の舞が気にならなくもないですが、引っ込みが異常に盛り上がったので良かったんじゃないでしょうか。
 座席も少しゆったりして居心地は悪くないです。
 3階に思い出の名優という、前の歌舞伎座の時からあるコーナー。明治以降の役者さんの素顔の写真が並んでいるのだけれど、ここに勘三郎さんと團十郎さんの写真があるがやっぱり寂しい。年配のお客さんが思わず勘三郎さんの写真をなでて「こんなところに入っちゃって…」と涙ぐんでいました。でも、きっととどかで観ているんでしょうね、皆の姿を。

今、ひとたびの修羅 [舞台]

 昨夜はなんの事前情報なしに観に行ってしまった、新国立劇場で上演中のイノウエヒデノリさん演出の「今、ひとたびの修羅」。
 見始めて3分後に、えっ?これって「人生劇場」なの?でした。
 飛車角は堤真一さん、宮川が岡本健一さん(でも最後まで彼だとわからなかった)、吉良常は風間杜夫さん、おとよが宮沢りえさん、お袖が小池栄子さんそして狂言回しの黒馬先生に浅野和之さん。
 何度も映画化されている「人生劇場」ですが、私の一番印象に残っているのは、1968年の内田吐夢監督のヴァージョン。飛車角が鶴田浩ニさんで、宮川が高倉健さん、吉良常が辰巳柳太郎さん(実はこの辺りはあいまいな記憶)など。うちの父は元気な頃によく戦前の内田吐夢監督版の映画の「人生劇場」の話をよくしていて、山本礼三郎さんの吉良常がよかったと言っていました。私は山礼さんの吉良常に観てもいなのに憧れたものでした。フィルムセンターに短縮ヴァージョンの無声(もとはトーキー)版が保管されているそうなので、いつか機会があったら観てみたい。このお方は、戦後は黒澤明監督の「酔いどれ天使」の三船さんの兄貴分の岡田役で凄みがあってとてもいい。またマニアックな役者さんの話になっちゃった。
 昨日の風間さんの吉良常もよかった。昔気質の侠客の風情があって、ともかく立ち振る舞いがきれい。堤さんは昭和の男の雰囲気が漂っていて悪くなかったのですが、堤さんってすごいなで肩であることがよーくわかりました。着物を着ると抜き衣紋になっちゃう…。渡世人が抜き衣紋はちょっとねえ。着物の着方で役柄が出ますから。意外だったのは岡本健一さんの宮川。私、観終わってからも友人に教えもらうまでわからなかったぐらいにはまっていました。岡本健一さんは蜷川さんの芝居のイメージが強いのだけれども、こういう役も結構いいんだ。
 かなりアナログの世界でしたが、任侠ものは元来好きなので楽しかったです。

 そういやあ、板尾さんが前に國村さんと任侠ものやろう、と盛り上がっていましたが、本当にやってくれないかしら。“ヤクザ”ものではなくて、任侠ものを。
 

趣味の部屋 [舞台]

 パルコ40周年記念作品「趣味の部屋」を観てきました。年度末から年度始めになだれ込み、異様に疲れていたのでこの調子で芝居を観るのは不安。おまけに先月の「ホロヴィッツとの対話」と同じように2時間ぶっ続けの休憩なしでしたし。しかし、そんなことはまったくの杞憂。
 いやあ、面白かった。話は、女性禁制というルールのもとに男たちが自分の趣味を楽しむということで借りた部屋での話。創作料理に励む男。乱歩に嵌り初版本を楽しむ男(その男が買って来た本が「人間椅子」)、ガンダムフリークの男。そして情熱を傾けるものが見つからない男がそこに集っている。そこに進入した来たある闖入者によってその大事な趣味の空間が壊されていく。そしてそこにはまだある秘密があった…
 と、書くとすごくシリアスに感じますが、内容は終始笑い。中井貴一さんの舞台を観るのは初めてですが、彼があんなに芝居巧者とは思っていませんでした。共演の白井晃さんや川平慈英さん、戸次重幸さんもよかった。しかしなんと言っても脚本の力でしょう。古沢良太さんの脚本の二重三重のどんでん返しに翻弄され、いったい自分がどこまで騙されているのかわからなくなりました。古沢さんは「相棒」シリーズや「鈴木先生」「外事警察」そして夏の「少年H」の脚本も書いている方。
 これから地方公演に回る予定なので観る機会があればお薦めです。

 パルコ劇場だったので今度は上演前についうろうろして、喫煙コーナーまで見にいってしまいました。2匹目のドジョウなんか居るはずないのに。だいち多分、関西からのご帰京は今日でしょうにね。

「ホロヴィッツとの対話」を観る [舞台]

 久々の渡辺謙さんの舞台で、それも演出・作が三谷さんということでだいぶ話題になっているようですが、素直にとっても面白い舞台でした。笑った、笑った。謙さんはここのところテレビや映画ではなんとなく固い役が多かったけれど、本来、軽やかさと可笑しみを持っている人なので喜劇をやって欲しいと思っていたところ、このわがまま爺さんの天才・ホロヴィッツに振り回されるの調律師フランツの役はとてもよかったです。段田さんのホロヴィッツの突っ込みと謙さんのボケ(パンフレットによると受け)が絶妙でした。そこに名女優の高泉さんがホロヴィッツの妻ワンダとしてからむ。これで面白くないわけがない。初舞台の和久井映見さんもだいぶがんばっていましたね。しかし、なっと言っても段田さんのホロヴィッツですね。すごくわがままな爺さんなんだけれど、いやな人にならなくて、かわいらしさがある。妻のワンダやフランツがこの人をどうしても助けなければというものを見事に出していました。
 久々に三谷さんらしい穏やかな笑いとしんみりした空気に浸りました。ホロヴィッツのセリフで「バッハを勉強しなさい」というところがあったんだけど、私が昔観た音楽映画で名ヴァイオリニストのハイフェッツが少年に向かって「バッハを勉強しなさい」とうところがあったのを思い出しました。三谷さんもこの映画を観ていたのかなあ。
 
 終演後は一緒に行った友人と食事をしてのんびり帰りました。しかし、今朝、起きて昨日のツイッターを見てびっくり。國村さんも昨日、ホロヴィッツを観に来ていたんだそうだ。休憩ナシ130分ぶっ続けの芝居だったからロビーをほとんどうろうろしなかったし、私たちの席は前のほうで後ろは見なかったから全然わかりませんでした。まあ、同じ空間で同じ時間を共有したということで…この頃、ニアミスばかり…。

芝居の原点かも… [舞台]

 6月に台風が日本列島に上陸するのは2004年以来だそうです。九州、関西と通って来て、関東地方も直撃されました。やっと、こちらは峠を越えましたが、これから東北に向かうとのこと。地盤沈下の場所や仮設住宅で暮らしていらっしゃる方たちへの被害が出ないことを願うばかりです。農作物への被害も心配です。
 そんな嵐の中を知り合いが出演している舞台を観てきました。
 世田谷パブリックシアター内のシアタートラムでの「南部高速道路」。
 これはアルゼンチン出身の作家フリオ・コルタサルの同名短編小説をもとにしています。長塚圭史さんの構成・演出で13人の役者たちが「渋滞」というテーマで1年以上前から2回のワークショップを経て、作り上げた芝居です。
 ”渋滞”という非日常から生まれる不思議なコミュニティ。非日常から日常。そしてその結末。
 2時間余りがあっという間に過ぎ去った誠に完成度の高い、舞台でした。
 終演後に出ていた知り合いに聞いたところ、本当にたへいんだったが、充実した楽しい稽古だったそうです。
 そう、稽古って、本番より楽しかったりするんですよね…。
 雨と風とで傘は折れ、びしょ濡れになりましたが、いいものを見せてもらえたので何の不満もありません。

薮原検校 [舞台]

 世田谷パブリックシアターでの「藪原検校」の初日に行ってきました。
 どぎつい藪原検校には野村萬斎さん。狂言回しに浅野和之さん、そして小日向文世さに熊谷真実さんなど魅力的な役者陣。
 数年前に蜷川さんの演出で古田新太さん、六平直政さんなどで上演していますが、同じ脚本でも役者さんでこんなにも変わるものかという舞台でした。
 ただ、萬斎さんには藪原検校は合わなかったかなという印象。極悪非道の異形の盲人というにしては、萬斎さんはあまりにもすっとし過ぎてるのですね。贔屓目かもしれませんが浅野さんの狂言回しは面白かったです。ともかく今日(正確には昨日)は初日…とんでもないハプニングが起きてしまいました。私もまあかなり芝居は観ていますが初めてお目にかかりました。ある役者さんの鬘が飛び、あわてたその役者さんが落ちている鬘を被った…まではよかったのですが,前後反対に被ってしまったのです。その後に真面目なシーンが続いてたのですが、私と一緒に行った友人はすっかり笑いの壷にハマってしまい、その後もその役者さんが別の役で出てきてもその姿がオーバーラップして、どうにもなりませんでした(笑)
 舞台にハプニングはつきもの。これも出会いです。そのときの同じ瞬間は二度とありませんから面白い。
「藪原検校」は今月末にもう一度行く予定なので、そのときにどのように練れているのかも楽しみ。

 昨夜、このブログを書いたのですが、事実関係に誤りがありましたので、その部分は削除しました。自分の目で観ていないことについて書くのはいけません。猛省(汗)(2012年6月13日)

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